日本CRO協会は、昨年12月12日（土）に第22回日本ＣＲＯ協会ＣＲＡ教育研修修了認定試験を実施しました。協会に所属するＣＲＡ330名がオンライン形で受験、280名が合格しました（合格率84.8%、平均点86点）。合否に当たっては、当該認定試験の監修をつとめる黒川達夫前慶応大学教授、景山茂前東京慈恵医科大学教授に、度数分布表、標準偏差値等のデータを分析頂、合格ラインは80点となりました。第1回から今回まで合格者数は合計7,219名となりました。 景山先生は、以下のような総評を頂いております。 コロナ禍の下、第22回日本CRO協会CRA教育研修修了試験が行われました。今回は遠隔での試験という異例の措置が講じられましたが、受験者はじめ関係各位の真摯な努力により困難を克服することができました。すべての関係者に敬意を表します。 コロナ禍は辛いことですが、私たちのライフスタイルに平時であれば成し遂げられなかったであろう大きな変革を促しました。モニタリング業務においてもこれを機会に是非、より合理的な方法へ改革して頂けたらと思います。本試験は、今後は日本CRO協会CRA認定試験とすっきりした名称に変更され、同協会加盟社以外の方々にも門戸を拡げると聞いています。わが国においてモニタリング業務に従事する方々の標準的な資格になると予想されます。来年はコロナの制圧と共に日本CRO協会CRA認定制度にとって飛躍の年になることを期待します 日本CRO協会は本年3月（オンラインで実施）から実施する試験から「日本CRO協会CRA認定試験」と名称を改め、協会外CRAの個人での受験も可能とし、また、学生も受験可能（合格証のみ発行）となります。これに伴い、2月1日から「日本CRO協会認定CRA基本問題・解説集-第1版」（価格：協会外900円（消費税別）を販売しております。 日本CRO協会認定試験の受験について、及び「日本CRO協会認定CRA基本問題・解説集-第1版」販売申込については下記URLを参照ください。 URL：http://www.jcroa.or.jp/education/cra.html 日本CRO協会は、今後とも、患者様に一日でも早く新薬・新医療機器をお届けするために、製薬企業をはじめ医療・医薬品・医療機器業界に対して、会員各社と一丸となって、開発プロセスの専門的なノウハウと質の高いソリューションサービスを提供して参ります。
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