日本CRO協会 コロナ禍における治験推進のためリモートアクセスモニタリングを拡張 ~北海道大学病院・四国がんセンターとリモート閲覧室共同利用を開始~
日本CRO協会(会長 植松 尚、所在地:東京都中央区 以下、CRO協会)は、新たに北海道大学病院(秋田弘俊病院長、所在地:北海道札幌市)および独立行政法人国立病院機構四国がんセンター(谷水正人院長、所在地:愛媛県松山市、以下、四国がんセンター)と契約し、協会内に設置したリモート閲覧室の利用を開始いたしました。 リモートアクセスモニタリングとは、治験依頼者が治験実施医療機関を訪問することなく、通信回線等を通じて、治験に参加した患者さんの臨床データや医療機関の原資料等を遠隔地から照合・モニタリングを行う仕組みの総称です。医療機関においては、医薬品開発モニター(CRA)からの問い合わせ対応を効率的に実施できること、治験依頼者においては、データ確認や疑義事項の対応が迅速に実施できることや、医療機関を頻回訪問する必要がなく、モニタリング頻度を減らせる手法として注目されております。同協会においては2015年6月、事務局内に「リモート閲覧室」を設置、同月から静岡がんセンターと、2017年6月に香川大学医学部附属病院とリモートアクセスモニタリングのための共同利用を開始しており、今回新たに2施設の利用が開始となりました。 日本CRO協会においては従前より政策委員会の中にリモートアクセスのタスクフォースを設置し、治験業務の利便性や効率性を踏まえたモニタリングの在り方について検討を進めてまいりました。 一方、昨年からの新型コロナウイルス感染症拡大により、医療機関訪問が制限される中、医療機関・治験依頼者双方からリモートでのモニタリングやSDVのニーズが急速に高まっております。協会としては、今後もリモート閲覧室利用の充実を図るとともに、地域医療連携ネットワークシステム等を介しての接続対象医療機関の拡大を図ってまいります。 リモートモニタリング利用拡大を受け、協会ホームページにリモート閲覧室の特設ページを開設いたしました。詳細は下記サイトよりご確認ください。 http://www.jcroa.or.jp/customers/remote-reading-room.html 日本CRO 協会は、今後とも、患者様に一日でも早く新薬をお届けするために、製薬企業をはじめ医療・医薬品業界に対して、会員各社と一丸となって、医薬品開発プロセスの専門的なノウハウと品質の高いソリューションサービスを提供して参ります。 *CRO:Contract Research Organizationの略で、製薬会社が行う医薬品の臨床試験や承認審査などについて受託、代行を行う医薬品開発受託機関のこと。
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