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第2回 日本CRO協会主催 「eClinical Solutions Forum 2024」開催案内

教育研修・セミナー

一般社団法人 日本CRO協会
会長 藤枝 徹

謹啓 時下、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。また、日頃は日本CRO協会の活動にご協力頂き厚く御礼申し上げます。

この度、日本CRO協会では、昨年ご好評をいただきました「eClinical Solutions Forum 2023」に続き、第2回目となる「eClinical Solutions Forum 2024」を開催する運びとなりました。本フォーラムでは、日本国内での導入が進む ePRO、eCOA、eConsent といったeClinical Solutions の現状や、各提供会社のシステムについてご紹介いたします。

弊協会といたしましては、本邦におけるeClinical Solution普及は、臨床試験における国際競争力を確保する1つの大きなテーマと考えております。本フォーラムでは、治験実施環境において、日本がグローバルと競い合えるレベルを目指し、eClinicalを始めとする様々なソリューションの最新動向やベストプラクティスを紹介いたします。特に治験プロセスの効率化、安全性の向上、データ品質管理を推進するためのソリューションについて議論し、参加者が実際の業務に役立つ知見を得る機会を提供します。既にeClinical Solutionを活用されている方、活用を検討されている方等、特に臨床試験デザインをご担当されている方々を中心に、当フォーラムへご参加いただき、ソリューションベンダー各社が展開しているeClinical Solutionをご理解いただき、今後の業務に役立てて頂きたいと存じます。

なお開催形式は集合型とさせていただきました。是非皆様と顔を合わせて、eClinical Solutionの普及活用に関してディスカッションさせていただきたいと存じます。ご参加ご希望の方は下記お申込み方法に従い、11月28日(木)までにお申し込み下さいますようお願い申し上げます。

尚、誠に恐縮ですが、業界以外の方はご遠慮頂いておりますのでご了承ください。

謹白

日本CRO協会主催 「eClinical Solutions Forum 2024」プログラム

日時 2024年12月5日(木) 13:30~19:40
参加費 無料
場所 シミック株式会社 東京本社 22階
 

 

〒105 0023 東京都港区芝浦 1 1 1 浜松町ビルディング 22 階
https://www.cmicgroup.com/corporate/group/cmic/company
 
交通のご案内

  • JR線・東京モノレール「浜松町駅」 南口 (徒歩 5 分)
  • 都営大江戸線・浅草線「大門駅」 B2 出口 (徒歩 8 分)
  • ゆりかもめ線「日の出駅」 西口 (徒歩 6 分)

※ご来場には公共交通機関をご利用ください。

第一部:13:30-14:25「全体セッション」

13:30-13:35 開会ご挨拶
日本CRO協会 会長 藤枝 徹
13:35-14:00 高まる Site Experience の重要性と、製薬企業グローバル本社および海外施設における IT ソリューションの動向。依頼者グローバル本社、海外施設は何を重視しているのか?なぜ今 Site Experience なのか?
SmarTrial株式会社 代表 長谷部靖明
14:00-14:25 SSU(Study Start Up)業務を支援するコンピュータライズドシステム(SSUシステム)について考える ~SSUシステムとは何か、SSUのメリットは何かを理解して、日本の臨床試験効率化を推進しよう! ~
日本オラクル株式会社 ソリューションディレクター 相馬 聡

第二部:14:30-17:20「各社ソリューション紹介」(各社講演の詳細は下記参照

14:30-14:55 第一会場: TXP Medical株式会社
第二会場: サイネオス・ヘルス・クリニカル株式会社(2024年12月より「サイネオス・ヘルス・ジャパン株式会社」に名称変更)
14:55-15:00 (会場移動)
15:00-15:25 第一会場: Veeva Japan株式会社
第二会場: 3Hメディソリューション株式会社
15:25-15:40 (会場移動&休憩)
15:40-16:05 第一会場: 日本オラクル株式会社
第二会場: 株式会社Buzzreach
16:05-16:10 (会場移動)
16:10-16:35 第一会場: IQVIAサービシーズ ジャパン株式会社
第二会場: シグナント・ヘルス株式会社
16:35-16:40 (会場移動)
16:40-17:05 第一会場: アガサ株式会社
第二会場: メディデータ・ソリューションズ株式会社
17:05-17:20 (会場移動&休憩)

第三部:17:20-18:05「パネルディスカッション」
デジタルトランスフォーメーションで変わる治験プロセスの未来

第四部:18:05-18:10 閉会ご挨拶
日本CRO協会 参与 小川 武則

第五部:18:10-19:40「情報交換会」

お申込み方法

参加希望者個人が下記のフォームからお申し込みください。

※募集は終了しました

なお、定員は100名とし、申し込みが定員に達した時点で締め切らせていただきます。また、1社からは3名を上限とし、場合によっては調整させていただくこともございますのでご了承ください。

個人情報について

参加申込み時にご登録いただきました個人情報(氏名、会社名、部署、役職、メールアドレス)はCRO協会より協力企業に提供され、企業が今後DMや電子メールなどにより、セミナーのご案内や製品・サービスの営業活動に利用させていただきます。もしご同意いただけない場合は申込み時に本項目について「同意しない」を選択してください。その場合は協力企業への情報提供は控えさせていただきます。
※イベント協力企業の個人情報の取扱いについては、以下をクリックしてご確認ください。

問合せ先:
日本CRO協会事務局 金尾 文子
電話 0120-353-125
FAX 0120-353-126
メールアドレス info@jcroa.or.jp

演題名&講演概要

会社名 演題名&講演概要
TXP Medical株式会社 急性期治験のゲームチェンジャー:リアルタイム臨床データを用いたリクルート促進・治験支援による治験効率化の手法と実際

<急性期治験のリクルート・全診療科のにおけるデータドリブンな意思決定支援> TXP Medicalでは80を超す平均500床超の地域中核医療機関群に、救急医療の業務システムかつ電子カルテのフロントエンドシステムである「NEXT Stage ER」を提供し、そのシステム上で治験候補者のピックアップを行うことにより、急性期治験の被験者リクルートに革新的な効果をもたらします。またTXP医療機関ネットワークの全診療科医療データの利活用により、治験のプランニング~施設選定における各フェーズで、データドリブンな意思決定を可能にします。今回のセッションで実際の事例を踏まえ、その手法や効果をご紹介いたします。
急性期治験のゲームチェンジャー:リアルタイム臨床データを用いたリクルート促進・治験支援による治験効率化の手法と実際

サイネオス・ヘルス・クリニカル株式会社(2024年12月より「サイネオス・ヘルス・ジャパン株式会社」に名称変更) Patient Centricityの考え方と取り組みー海外事例も含め成功のヒントとは?

Patient Centricityの概念が浸透し、医療機関中心から被験者中心の臨床試験へ移行している今、DCT(分散型臨床試験)やReal World Evidenceの活用が進んでいます。このような取り組みは、治験の効率化と患者の利便性向上に寄与しています。 DCTの実現は、アプリケーションの活用だけではなく、オフサイト来診も可能にする必要があります。その世界中の治験参加者のオフサイト来診(通院せずに自宅にて治験に参加)を可能にするサービスも含めて、弊社からは、DCT(分散型臨床試験)およびReal World Evidence活用はどうなっているか、DCTとは何か、実際の取り組みについて海外事例や具体的に治験を成功に導けるためのL&Lに基づくヒントを共有します。
Patient Centricity の考え方と取り組みー海外事例も含め成功のヒントとは?

Veeva Japan株式会社 医療機関と依頼者の連携促進による治験効率化の取り組み

Veevaはライフサイエンス業界に特化したクラウドソフトを提供するグローバルリーディングカンパニーです。世界最大規模の製薬企業から、バイオ創薬の新興企業まで約1400社の顧客に対し、製薬の開発からコマーシャル領域まで一気通貫で様々なサービスを提供しています。 本発表では、医療機関と依頼者間の治験における必須文書の授受や安全性情報の配布、治験終了時のメディアの納品を1つのプラットフォームで電磁的に行い、コラボレーションの効率化・標準化によるより高い品質の試験実施を実現するための弊社の取り組みをご紹介いたします。

医療機関と依頼者の連携促進による治験効率化の取り組み

3Hメディソリューション株式会社 リクルートメントからエンロールメントへ ~DCTの導入実績と今後について~

欧米では治験への参加格差が課題となっています。 日本ではあまり問題視されていないことかもしれませんが、国内にも地域や情報の格差で治験に参加したくてもできない患者さんがたくさんいます。 DCTはこの課題を解決し患者さんの治験参加の可能性を広げると3Hは考えています。
3Hは、エムスリーグループとともに、eリクルートを通して、年間1万例を超える治験(企業治験)のランダマイズを実現しています。日本におけるClinical trial diversityとして治験の情報を広く患者さんに届けるだけでなく、治験に参加しやすい環境をCROでもSMOでもない立ち位置で整えるDCTサービスプロバイダーです。 当日は患者視点で主治医を巻き込む臨床試験のあり方=パートナーサイトの最新の当社事例や実績数値を元に試験全体の最適化(コスト削減イメージ)も含めお話をいたします。
リクルートメントからエンロールメントへ ~DCTの導入実績と今後について~

日本オラクル株式会社 Oracle Study Start Up 臨床試験立ち上げの最適化:効率的な施設選定のための戦略とは?

臨床試験のスタディスタートアッププロセスは、試験全体の成功を左右する重要なプロセスであるにもかかわらず、多くの会社ではアナログな手法(エクセルシート等)で進捗を管理し、業務が標準化できておらず属人化しているのが実情ではないでしょうか。本セッションでは、これらの課題を解決するための「Oracle Study Start Up」を紹介します。 この製品は、施設のパフォーマンスのスコア化、プロセスの自動化、リアルタイムのデータ管理を通じてチーム内の効率的なコラボレーションを可能にし、Study Start Upの期間を大幅に短縮します。具体的な機能やユーザーからのフィードバックを交えながら、その効果と利点を詳しく解説します。
Oracle Study Start Up 臨床試験立ち上げの最適化:効率的な施設選定のための戦略とは?

株式会社Buzzreach 医療機関主導で行うオペレーションプラットフォームの活用とDCT/DXの環境整備の形とは 〜グローバル/国内最大級2000例の日本型DCT事例を交えて〜

医療機関が主導で行うDXやDCT手法の臨床試験を運用するために必要な要素とは何か。昨今、政府が閣議決定した「骨太方針」に伴う、創薬力向上構想会議や厚生労働省、PMDA主導の治験エコシステムやヘルスケアスタートアップ振興・支援策検討に関するプロジェクトチームで提言された「上市までの時間・コストの大幅圧縮に向けて、DCT等の治験DXを積極導入する」においても、これら政策を具現化するためには、医療機関やアカデミアが今後の臨床試験の中心になることは間違いなく、それらを支えるITベンダーの役割とは何か。産官学の連携と医療機関、アカデミア主体での未来の臨床試験の形に向かう環境整備やDX推進について、DCT/DX海外事例や国内最大級2000例の日本型DCTスキームを実例に解説する。医療機関主導で行うオペレーションプラットフォームの活用とDCT/DXの環境整備の形とは 〜グローバル/国内最大級2000例の日本型DCT事例を交えて〜

IQVIAサービシーズ ジャパン株式会社 施設ユーザーにベンダーまたぎ、スポンサーまたぎのシングルサインオンを提供:One Home for Sitesで業界の課題にアプローチ

技術の進歩によりeClinical Solutionは近年さらに選択肢が増え、様々な治験において品質向上や効率化、リモートでのデータ収集と管理を実現してきました。一方、医療機関は数十種類ものシステムを利用しており、アカウント管理が負担にもなっています。One Home for Sitesはこの業界全体の課題にアプローチするプラットフォームです。医療機関はOne Homeエコシステムに参加しているベンダーのどのシステムへもシングルサインオンでアクセスでき、日々の業務をシームレスに実行できます。またスポンサーがこのエコシステムに参加すると、One Homeのダッシュボード上に各システムからのタスクが集約され、さらに効率よい運用と管理が可能となります。本セッションではOne Homeを紹介するとともに、医療機関の負担を減らしつつ、eClinical Solutionの価値を最大限に高めることについて考えます。
施設ユーザーにベンダーまたぎ、スポンサーまたぎのシングルサインオンを提供:One Home for Sites で業界の課題にアプローチ

シグナント・ヘルス株式会社 試験の成功に至るデータアナリティクス

今日、多くの臨床試験では、不正、バイアス等のデータ品質に係わる問題をかかえ、試験を成功に導けないことがあります。 このプレゼンテーションでは、データアナリティクスを用いることにより、臨床試験データの品質に係わる問題をどのように特定し、そのリスクを緩和するのか、その方法を取り上げます。 過去に実施された臨床試験を分析することによってリスクを特定し、試験結果がデータ品質による影響を受けているか、受けている場合はどの程度の影響なのかについても示されます。 複数の臨床試験から、治験実施施設や評価者についてモニタリングすることも可能です。幾つの事例に基づいて紹介させていただきます。
試験の成功に至るデータアナリティクス

アガサ株式会社 最新テクノロジーが切り拓く日本の治験の未来 ~治験プロセス変革を実現するAgathaの戦略~

本講演では、医療機関とスポンサーの連携を強化し、治験プロセスを効率化するためのAgathaの戦略を紹介します。Agathaは、多くの医療機関とスポンサーに利用される日本の治験プラットフォームです。Single IRBの推進や生成AIの活用など、最新テクノロジーを用いた革新的なソリューションをAgathaプラットフォーム上にタイムリーに展開していきます。これにより、医療機関とスポンサーが協働する治験プロセスに変革をもたらし、日本の治験環境の改善と国際競争力強化の実現を目指します。
最新テクノロジーが切り拓く日本の治験の未来 ~治験プロセス変革を実現する Agatha の戦略~

メディデータ・ソリューションズ株式会社 データが変える臨床試験デザイン設計の未来: AIで新薬開発を加速するSimulantsの力

Simulantsは、治験の成功率を高めるために臨床試験のヒストリカルデータとAIを活用する全く新しいソリューションであり、臨床試験における重要な課題である適切な患者の選定、最適な治療法の決定、サンプルサイズの調整などを支援します。今回は海外のケーススタディとして、中国のデータを用い米国における承認取得のエビデンスを作成した事例や、免疫療法における重篤な有害事象予測モデルの開発事例を交え、弊社Simulantsがどのように臨床試験デザイン設計をコスト・スピードの観点から最適化するかをご紹介いたします。
データが変える臨床試験デザイン設計の未来: AIで新薬開発を加速するSimulantsの力

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