よくある質問

検定試験に参加する受験者にはどのようなメリットが考えられるか?
今後、国内の医薬品開発の現場で、ますます国際共同治験の実施の機会が増えることが予想されることから、そこに携わる様々な人々の英語スキルアップを図ることは下記のような各個人へのメリットがあると考えております。

  • 英語を用いた各種業務の効率化
  • 国際共同治験実務におけるCommunication能力の向上
  • 英語を用いた実務処理能力の第三者による評価結果取得
  • 自己啓発の成果として、社会的に認知された資格の取得
  • 上記を活用したキャリアアップ機会の創出
英語検定試験受験に向けてどのような準備を進めればいいか?
【Advancedコース】

  • New England Journal of MedicineやLancetなどに掲載されている良質な英文に慣れる。
  • 限られた時間内で長文から情報を読解し、和訳する練習を重ねる。
  • また、短時間で簡潔で明瞭な英文を作成できるようにしておく。
  • 英文法や英語構文を正確に理解する。答案作成時は、参考書などを調べる時間はほとんどないため、基本事項は理解し習得しておく必要がある。
  • 日頃から外国人と話したり、電話会議に出席したりするなど英語に接する機会を増やし、リスニング力を高める練習を行う。
  • TOEIC対策や治験関連の外部講座(※)を利用する。

    ※検定試験実施に協力しているサン・フレア アカデミーが開講する検定試験対策の講座など

【Basicコース】

  • 高校卒業レベルの英文法を理解し、治験実務に関連する英語(単語、熟語、表現)に慣れる。
  • プロトコールや安全性報告書など業務で扱う文書を意識的に英文で読む。特に、日英対訳で書かれている文書を題材にするのが好ましい。
  • 英文法が苦手な場合は、高校生レベルの参考書を用いて復習する。
  • TOEIC対策や治験関連の外部講座(※)を利用する。

    ※検定試験実施に協力しているサン・フレア アカデミーが開講する検定試験対策の講座など

各試験にCRA用とCRC用があるが、試験内容の違いは何か?
Advancedコース、Basicコースともに問題の一部をCRA用とCRC用で変えております。これはそれぞれの実務により近い問題を出題するためです。例えば、CRA用ではモニタリング報告書や治験責任医師からの見解報告、治験終了報告書、契約書などを出題しています。CRC用では有害事象に関する問題の場合、被験者とのやり取りを出題しています。
いずれのコースでも8割ほどが共通問題となっており、また難易度に差はありません。なお、申込の際にコースを選択いただき、受験時には問題を選択する操作はございません。
検定試験の合格基準は?
CRO協会ホームページ内の治験実務英語検定サイト「検定試験の総括と全体講評」に前回試験の講評や、出題数が掲載されておりますので、ご参照ください。
Advancedコースは、複雑な状況でも、情報が抜け漏れなく、英語で問題なく意思疎通ができる能力を有するか、論理展開がきちんとしているかなどが、国際共同治験で業務が求める水準に達していると判断されるレベルを合格基準と考えております。現状は100点満点中70点を合格基準としています。
Basicコースは、頻出表現や重要表現を理解できているか、また、基本的な英文構成力や英文法の基礎を習得できているかを判断し、100点満点中70点程度を合格基準として設定する予定です。
2016年度以降の治験実務英語検定の実施プランはどのように検討されているか?
2016年度以降はAdvancedコース、Basicコース検定をそれぞれ1回ずつ実施することを検討しております。
個人の検定結果(成績)は、会社には通知されるか?
本検定制度は個人単位での受験を前提にしておりますので、検定の結果(成績)は受験者がご自身で確認する方法で進めさせていただく方針です。従いまして、日本CRO協会から各社に対して個人の成績を通知する予定はありません。会社側で受験料の費用サポートをされる場合など、受験者の結果(成績)を確認する等の必要な方針は各社内でお決めいただきたくお願いいたします。
なぜCRO協会のCRA認定者は安価で受験できるのか?
本検定制度は、日本CRO協会が運営する教育研修制度の一貫として実施されます。日本CRO協会会員で、すでにこのCRA教育研修制度に参加していただき、CRA認定をお持ちの方へのメリットを考慮しました。初回のAdvancedコース受験に限りCRA教育研修修了認定制度の会計から受験料を一部負担し、標準受験料に比べ安価で受験いただくように配慮させていただいています。今年度開設予定のBasicコースでは、特典を設定する予定はありません。
試験当日のトラブル対応についてはどのように対策がとられているか?
試験前までに受験に使用するPCの規格およびソフトのバージョンが検定実施システムの基準を満たしていることを個人で事前に確認いただく必要があります。申し込み前に実施要綱記載のWebサイトにアクセスし、そこで試験が実施される環境で皆さんのPCが正常に動作するかどうかを確認いただきます。試験当日の受験時間中のシステムトラブルの対応(Web画面のフリーズ、リスニング問題の音声トラブル等)は、各受験者の責任において実施してください。なお当日は、ヘルプデスクを開設します。受験者にはメールで問い合わせ先などの詳細をお知らせいたします。
試験当日、受験者は自宅等でWeb経由の受験となるが、試験当日の不正防止対策はどう考えているか?
基本的にはすべての不正をシステム的に防御することはできないため、不審な点が感知された場合、個別に受験者に対して調査を行う予定です。調査に協力していただくことは、受験申し込み時に各受験者に対して同意を取らせていただきます。その結果、不正が認められた場合には受験時ならびに以後の受験資格を剥奪します。結果的に不正を行い合格しても、実務でその証明ができなければ、本人にとって大きなマイナスになることを理解いただきたいと思います。
また、可能な範囲で受験時の不正を防ぐため、下記の対応を考えております。

不正内容 対策案
なりすまし(他人が受験する) 申し込み段階で、不正調査に対する協力を行うこと、不正が発覚した場合には以後の受験資格を失うことならびに所属会社に通知すること、に関して同意していただきます。
問題文をコピーして自動翻訳を利用する システム上で制限し、コピーを防止します。
試験制限時間をオーバーして回答する システム上で制限し、防止します。
会社のPCを使用して受験できるか?
各社のセキュリティーポリシーによるところもあるかと思いますが、本検定制度は個人の意思により受験いただくことを考慮し、個人所有のPCを用いた受験を前提に考えています。具体的な事例については、各社内でお決めいただきたくお願いいたします。
検定試験をタブレット端末で受験できるか?
タブレット端末での受験はできません。通常のPCを使用してください。
個人情報保護の方針について
日本CRO協会は治験実務英語検定の実施および運営に際して知り得た受験者の個人情報を適切に管理することが社会的責務であると考えております。当協会では本件の基本方針を定めておりますので、詳細は、協会ホームページに掲載されている「個人情報保護方針」をご確認いただきたくお願いいたします。なお、英語検定のユーザー申請時には個人情報の取り扱いの同意をいただくことになっております。
受験料の支払い方法と領収書は?
クレジットカードの決済会社PayPalと日本CRO協会が契約をした上で、PayPalに決済業務を委託します。使用できるカードは、VISA、MASTER、JCB、AMEXです。領収書は、決済の途中で「領収書を発行する」というボタンをクリックすると領収書画面が出てきますので、そちらを保存してください。決済が終了してからの発行はできません。なお、協会からの領収書をご希望される方は事務局(info@jcroa.or.jp)までお知らせください。
受験料の支払いプロセスとトラブル防止について
治験実務英語検定試験の申込申請及び受験料の支払いは、全て受験者個人で日本CRO協会ホームページ(申し込みサイト)および支払いサイト(PayPal)において行っていただくことになります。支払いについては、PayPalを通して行うことにより、協会がカード情報を知ることはありません。PayPalのセキュリティシステム、買手保護制度については同社のホームページよりご確認ください。
PayPalのサイトへ
合格証の発行プロセスは?
受験者はCRALA教育研修サイトから登録したID、パスワードを用いてログインし、治験実務英語試験のページにアクセスしてください。受験済みコース一覧の中に、合格者のみ合格証を発行するボタンがありますので、そこから合格証をダウンロードしていただくことになります。
受験料を支払った後の、受験のキャンセルおよび払い戻しは?
受験申請の後、受験料をお支払いいただいた後のキャンセルおよび受験料の払い戻しの対応はいたしかねます。
試験後、受験者は個人成績や解答例を入手できるか?
受験時のIDとパスワードを用いて受験用サイトにアクセスした上で、個人の成績を確認していただきます。その際には、個人別の今後の学習方針などアドバイスもさせていただく予定です。また、受験者全体の平均値、分布などの情報も掲載されます。ただし、具体的な解答例を受験者にお渡しする予定はありません。
国際共同治験の増加に伴い、英語力を必要とする業務内容としてどのようなものがあるか?
一例として、下記の業務等が挙げられると思います。

  • monitoring reports creation
  • CV creation
  • AE, SAE report creation
  • study specific training / study manual creation
  • SOP training
  • communication with global member (by TC, email, F2F)
  • study format creation required by SOP/study
  • global monitoring system/tool utilization (CTMS, EDC, TMF, IVRS/IWRS etc)

関連ページ

治験実務英語検定について

治験実務英語検定は、医薬品開発に必要な英語スキルを測定する試験です。日本CRO協会が主催し、Basic、Advanced、Professionalの3コースを提供しています。

受験手順

治験実務英語検定の受験手順は、PC動作確認、インターネット申込、試験実施、結果発表、合格証入手の順で行います。

実施要項・申し込み

第9回 Basicコース試験 実施要綱 2024年10月7日(月)申込開始、2024年12月8日(日) 試験 第10回 Advancedコース試験 実施要綱 2024年11月18日(月)申込開始、2025年2月2日(日) […]

試験問題のサンプル

試験問題と解答例のサンプルをダウンロードできます。Advanced・Basicコースの問題と解説も含む。

合格発表

治験実務英語検定の合格者を掲載しています。

検定試験の総括と全体講評

治験実務英語検定の総括と講評。リスニングや読解、英訳の結果を詳しく分析。

合格率と合格者の声

治験実務英語検定の合格者の体験談とアドバイスを紹介。英語力向上のための学習法と実践的なヒントが満載です。

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