Japan CRO Association Annual Report 2024
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副会長理事理事参与理事 ドラッグロス問題に端を発して、日本の薬事規制の改革が進み、臨床試験を取り巻く環境が大きく変わろうとしています。我々CROも臨床試験環境の変革の先頭に立ち、日本がグローバル試験の治験実施国として選ばれ、より多くの新薬をいち早く日本の患者様に届けられるように、努力していきたいと思います。日本CRO協会は今年30周年を迎えます。この間、医薬開発におけるCROの役割は大きく成長しました。まずはそれを皆さんと一緒に喜びたいと思います。一方で、ドラッグロス等の我々が直面する大きな課題に対しては、皆さんと強い危機感を共有 して、柔軟かつ機敏に対応していきたいと思います。ドラッグロスが顕在化し新しい医療へのアクセスが懸念されてきています。協会でもドラッグロス検討会、CRO未来塾と新しい取り組みがスタートしました。規制当局、他団体を巻き込み協会からの発信力を強化することで国内治験の活性化を促し患者さんの未来に貢献したいと思います。今年で日本CRO協会は30周年を迎えますが、ドラッグロス 問題や生成AIの浸透など、この先の事業環境が加速度的に 変わろうとしています。このような時代においては、来たる未来について改めて想像し語っていく必要があります。この30周年の時に、協会としてそのような「創造の場」を提供し、皆で考えていければと思います。日本CRO協会は30周年を迎え、過去日本におけるCROという業態を確立するために苦労された先人への感謝と今後 益々進化させていく覚悟を持って、協会および業界活動に 携わっていきたいと考えております。10IQVIAサービシーズジャパン 合同会社松田 秀康Fortrea Japan株式会社濱野 史明イーピーエス株式会社(株式会社EPNextS)安藤 秀高株式会社インテージヘルスケア矢作 友一メディカル・データ・ビジョン株式会社小川 武則2023年度の当協会の役員をご紹介させていただきます。役員紹介

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