Japan CRO Association Annual Report 2023
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理事副会長理事理事監事監事 9Japan CRO Association Annual Report 2023シミックホールディングス株式会社藤枝 徹パレクセル・インターナショナル株式会社三木 茂裕株式会社インテリム岩﨑 政司IQVIAサービシーズ ジャパン株式会社松田 秀康ラボコープ・ディベロップメント・ジャパン株式会社濱野 史明DOTワールド株式会社林 正幸海外の製薬企業から日本市場が敬遠され、日本に新薬が入って来なくなるドラッグ・ロスが問題になってきました。様々な理由がありますが、日本CRO協会では、日本の治験の活性化や効率化をより一層進めることにより、この問題に取り組んでまいります。医薬品業界においてCROは各ステークホルダー間のハブ役としての役割をより一層求められています。グローバルCROとしての経験やネットワークを活かして、日本におけるドラッグロスの改善やイノベーションの推進に貢献していきたいと思います。日本CRO協会加盟各社は、治験のデジタル化推進、業務の分散化、RBMの応用と多岐にわたる課題を解決しつつ、前に進んでおります。弊社もこのような環境下において、微力ながら協会の発展に寄与すべく力を尽くす所存です。COVID19に伴い、世の中の変革のスピードが加速し、医薬品開発でも様々な新しい技術、方法が利活用され始めています。その中で、日本の患者さんに、世界の患者さんに新しい治療を届ける為に、我々のCROの役割はますます重要になってきております。自らが変革の先頭に立ち、患者様の為に世の中の期待に応えていきたいと思います。本年2月に、CRO協会として初めての患者講演会を開催しました。患者・被験者の声を直接お聞きし、CROに従事する我々は「何をする者なのか」、日々の業務は「誰のためなのか」を強く再認識する機会となりました。今後も協会としてその使命を果たしてまいります。近年、国際化、多様性、専門性、デジタル化など、医薬品開発を取り巻く、様々な課題がございます。協会活動を通して、課題解決に向き合い、議論、検討し、皆さんと共に新薬開発に貢献できるよう取り組んでいきたいと考えております。

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