Japan CRO Association Annual Report 2023
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◆個人情報保護法についての検討◆GDPRについての検討検討の結果を踏まえて、田中弁護士※を講師として招き、CRO協会会員向けに第5回CRO協会コンプライアンスセミナー「CRO業務に関する想定事例で学ぶGDPR対応の基礎」を開催しました。リモート で行われたセミナーには、137名が参加。GDPRに関する用語説明、法令が適用される基本的なケース、法令が適用された場合の法的要件など、GDPRを理解するために必要な基礎知識を体系的に学習しました。参会者からは、次のステップとしてさらなる具体事例やGDPRに適応するための作業を把握したいといった要望がありました。※ 田中浩之氏:森・濱田松本法律事務所/パートナー弁護士・ コンプライアンスCT(事業検討委員会)は、グローバル化する臨床開発におけるコンプライアンスリスクのさらなる低減や、CRO業界のコンプライアンス重視の姿勢を内外に周知することを目的に、計12名(メンバー7名、役員3名、オブザーバー2名)で活動しています。CRO協会サイトやアニュアルレポートにコンプライアンス宣言を掲載。協会内外に向けた啓発を行うなど、コンプライアンス遵守のさらなる強化を支援する活動を今後も続けていきたいと考えています。コンプライアンスCTでは単に「法令を守れば良い」だけでなく、各企業が公正・公平に業務を実施するためにCRO協会としてできることをメンバーや時には弁護士の方も含めて検討・ディスカッションしています。その中で、22年度にはGDPRと製薬業界のことを理解している弁護士を講師に、世界の動きと日本の法律に基づく対応についてのニューヨーク州弁護士■ コンプライアンス宣言の見直しコンプライアンス宣言十か条の各詳細説明部分も含め昨今の環境変化を見据えて、必要であれば改訂を行います。■ 必要に応じたセミナー等の開催コンプライアンス宣言を見直す中でセミナー等の機会を設け、会員内での協議・検討・習得に役立てます。■ コンプライアンス宣言の浸透セミナーの開催等を通じて、コンプライアンス宣言の更なる浸透を図ります。研修会を開催することができました。今後も最新の情報を取り入れながら、メンバー一丸となってコンプライアンスCTとしてすべきことを検討、実行していきたいと考えています。16   2022年度の活動内容   リーダー総括   メンバーからのコメント   2023年度の活動方針・課題REPORT事業検討委員会【コンプライアンス】臨床開発におけるコンプライアンス意識のさらなる向上を目指して

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